１．警察への通報

まずは必ず警察に通報しましょう。警察に通報した後に加害者の身分を確認した方が、仮に加害者と免許証の提示や事故の責任を巡ってトラブルになったとしても、その途中で警察が駆け付けて仲裁に入ってくれる可能性があるからです。
逆に、加害者の身分確認や加害車両のナンバーを記録した後に警察に通報しようとしたとしても、途中で加害者とトラブルになってしまうと警察に通報するタイミングを失いますし、通報の素振りを見せた途端に加害者が逃走を図る可能性もありますし、ひいては加害者の口車に乗せられて事故現場で加害者と明らかに低額な金額で示談してしまい結局のところ警察に通報せずに終わることもあります。事故による障害は事故から少し時間が経ってから生じる場合もあるため、事故直後に安易に示談すること自体避けるべきですが、警察に通報しなければ、交通事故証明書が作成されず、後に障害が発症した後に加害者の任意保険会社に損害賠償金を請求しても、そもそも事故があったこと自体を否定されかねません。交通事故を交通事故として明るみにするためにもまずは警察に通報するのが第一です。